持続可能な未来づくりを目指して
私たちが今できること
私たちが生活するうえで欠かせない電気は、安定的に供給され続ける必要があります。
わが国のエネルギー基本計画においては、従来の火力・水力をはじめ、太陽光・風力などの自然エネルギーまで多様な電力源を、環境負荷を低減しつつ活用していくこととなっております。
こうした情勢の中、新たに誕生した「ひびき灘石炭・バイオマス発電所」は、温室効果ガスの排出抑制という社会の要請に、高い先進技術を活用してお応えしてまいります。
発電所概要
- 発電設備の出力:112,000kW
- 燃料:石炭、木質ペレット、木質チップ
木質バイオマス燃料を使用
安定した燃料である石炭をベースとし、環境への配慮として木質バイオマス燃料(木質ペレット・木質チップ)を混焼しています。石炭は世界各地に埋蔵されているため、化石燃料の中でも経済的に優れている一方、二酸化炭素排出量が多く、その軽減のために木質バイオマスを燃料として使用しています。
高効率発電
石炭と木質バイオマスの燃焼で発生した熱エネルギーを蒸気として回収し、タービン発電機を回して発電を行っています。
環境に配慮した発電所
排気ガス中の有害物質
燃焼ガス中に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物などの有害物質は、最新の排気ガス処理設備により除去した後、大気中に放出しています。また、冷却塔では白煙防止装置を設置し、周辺環境への配慮に務めています。
副産物の有効利用
電気集じん装置で捕集されるフライアッシュの一部は、セメントの原料として有効利用しています。また、排煙脱硫装置で生成される石膏は石膏ボードの原料として利用されています。